驚異の花粉栄養食品（1）

花粉は、次の生命を生み出す元になるものですから、本来はとてもパワフルで生命力に満ちたものです。花粉には１００を超える栄養素が含まれ、自然から与えられた最高の贈り物といえます。
■ 各種アミノ酸、そのペプチドも含んでいます。
花粉抽出エキスは植物の生命の伝達物質ですから、他のどんな植物細胞部分よりも緻密で複雑な組成を持っています。
■ アレルゲンを全く含まない。

消化不能な殻と、分解困難な内膜を、全て取り除いた完全に消化吸収の可能な食品です。トウモロコシ、ライ麦、パセリ、タンポポ、松、菊を栽培して、採取に最適な時期（完熟の寸前）を逸することなく短時間で花粉を収穫します。その後酵素によってエキスが抽出されます。
■ 総合的な栄養物質の含有が特徴。
各種アミノ酸・ミネラル・ビタミン・炭水化物・脂質・蛋白質等、食品としてのあらゆる数多くの微量元素を含んでいます。
花粉は細胞が分裂していく前の母体の細胞であり、生命の源です。花粉は生殖細胞で、あらゆる器官になりうる全能性をもち、しかも、自らの生命を維持していく設計図、つまり新しい生命が生まれ成長していくのに欠かせない遺伝子という生命情報まで組み込まれています。
植物も動物も、先祖は太古の時代の海の中に誕生した単純なバクテリアでした。やがて植物と動物は違う進化の過程をたどり、生体は異なりますが、遺伝子で言えば数パーセントしか違わないのです。ことに細胞が分裂して遺伝子がコピーされる方法は、人間も動物もほとんど変わりません。つまり、両者は共通の遺伝子情報を有すると言うことです。
細胞は成長因子、栄養、酸化ストレスなどさまざまな刺激を外界から受けています。この外界からの刺激は、遺伝子発現の変化を引き起こし、最終的に生物反応として変換されます。
この変換に重要な役割を果たしていると考えられているのがFOXO遺伝子（長寿遺伝子）です。
FOXO遺伝子は細胞の老化や寿命、酸化ストレス防御、細胞の分化（それぞれの細胞が何かしら役割を持つこと）や代謝（分解と合成）など、さまざまな現象に反応して、翻訳後修飾（タンパク質を合成する反応）や他のタンパク質と結合し、作用を発揮することが知られています。
花粉エキスにはこのFOXO遺伝子が含まれています。この遺伝子は活性酸素を制御しています。
顕微鏡による観察では、花粉が植物の他の部分に比べて、ソマチット（細菌でもウイルスでも無い地球最古の微細な超生命体で強靱な生命力を持っています）の存在が３倍以上となっています。
イギリスの植物学者ロバート・ブラウンは、水に浮かべた花粉を観察している最中に花粉が破けて中に詰まっていた微粒子が水中に漏れ、その微粒子が不規則な運動をすることを報告したのです。
花粉は一般的に二十ミクロンほどの大きさで、硬い殻に覆われています。殻を砕いて中身を二十倍の水で希釈。同様にスライドグラスとカバーグラスの間に閉じ込めた状態で観察すると非常に多くのソマチットが観察されます。このことから花粉の中身の五十パーセント近くがソマチットであることがわかります。

花粉エキスを摂るとミトコンドリア（細胞小器官）の機能に作用するため老化を遅らせることが出来るのです。
老人性痴呆症８名にポーレンを、３～６ヶ月間摂取させ、対照者４名と比較した結果、８名全員に痴呆の改善が見られ、対照者は4名とも痴呆が進行したという画期的な報告が、２００６年９月に東京のスウェーデン大使館で行われた、第１５回スウェディッシュポーレンシンポジウムで発表されました。